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シンガポールでなくしたiPhoneが手元に戻るまで

12月、とりあえず日本を出たかったから

2~3日で行ける国で空きの飛行機を探した。

台湾、香港、上海、韓国、まぁその辺で。

その中で、偶然シンガポールの写真が目に入り、

とりあえずシンガポールに行くことにした。

 

シンガポールには、学生時代に一度行った。

若い国で勢いがあり、整備された都会が印象的。

一方で、インドやアラブの貧困街もあって、

そのギャップがなかなか面白かった。

でも正直なところ、チャイニーズが多くて

ちょっと辟易、という感想だったので、

まさかもう一度行くことになるとは思わなかった。

 

水曜の夜便で出て、木曜の朝に現地到着。

1日目は定番のマーライオンを見に行ったり、

リトル・インディア(インド人街)や

リトル・アラブ(アラブ人街)で

食事や買い物をしたりして、

とにかく街歩きを楽しむ一日にした。

金曜日は念願のシンガポール動物園へ。

「檻のない動物園」として有名な場所だ。

園内では猿やクジャクが放し飼いされていて

動物との距離が近いのが良かった。

夜は隣接するナイトサファリへ。

やっぱり夜のほうが動物が活き活きして

見応えがあるねぇ!

 

本題はここから。

 

土曜の夜に帰国し、

関空駅で電車を待っているときのこと。

「そうだ、携帯の機内モード解除しよ~」

と思ってリュックを漁ってみて初めて

携帯、いつも入れてるポケットにないやん。

ということに気づいた。

ここから携帯が返ってくるまでに

できる限りのことをした。

その過程をまとめるので、

もしも同じ状況で困っている人がいたら

是非参考にしてみてほしい。

 

①まずは冷静に記憶をたどってみる

一番の問題は、どこでなくしたか、だ。

関空に着いてからか、飛行機の中か、

シンガポールの空港か、町中やホテルか。

それによって、見つかる可能性は大きく違う。

じっくり時間をかけて記憶をたどると、

確か最後に携帯を見たのは、

搭乗口で飛行機を待っているとき。

写真を整理した後で機内モードにしたはず。

そのあと、リュックの外ポケットに戻した。

といことは、ポケットに入れたつもりで落としたか、

それから飛行機に乗るまでの間にスリにあったか。

 

なくしてから気づくまで、既に9時間以上。

悪用されるなら既にされているだろう。

ましてや中華系が8割を占める国。

・・・中華系が8割!

はい、詰んだ。間違いなく詰んだね。

と、このときは諦めモードだった。

②帰宅後すぐにしたこと

まずは通話を止めること。

数年前、スペインでiPhoneを落とした人が

パスロックをかけていたにもかかわらず

通話を止めるまでのわずか十数時間の間で

100万円以上の請求を受けるという事件があった。

こわっ!こわ、こわ、こっっっわ!!

私の場合はキャリア携帯だったので、

そこのHPから手続きを済ませた。

 

次に、思いつくパスワードをすべて変更。

 

Apple IDはもちろんのこと、

Amazonなど通販系のパスワードも全部変えた。

携帯から通販を使うことはなかったが、

フリーメールの記録を通してバレると困る。

ついでにフリーメールのパスワードも変えた。

思いつくパスワードを全部変更した。

 

あとは、チャンギ国際空港に遺失物届を出す。 

もう9割9分は諦めていたが、

チャンギ国際空港のHPにアクセスしてみると

遺失物の届け出フォームがあったので、

そこに届けを出しておいた。

なくした時間、場所、具体的な特徴など

とにかく詳しく入力する。

見つかればメールが返ってくる、

見つからなければ応答なし。

ダメ元でiPhoneの紛失届も設定。 

最初に「iPhoneを探す」をしたが、

やっぱり機内モードでは検出できなかった。

そこで、次にネットワークにつないだときに

紛失モードが入るように設定。

「このスマホを見つけた人は、

 〇〇に連絡ください。謝礼をします」

という内容のメッセージを登録した。

まぁ、気休めでしかないけどね。

チャンギ国際空港の遺失物係からメールが来る

3日後、なんとメールが返ってきた!

「特徴に一致するモン見つけたで」とのこと。

奇跡!

しかし小躍りして喜んだのもつかの間、メールには

「君のiPhoneかどうかはっきりさせるために、

 パスコード教えて、メールでも電話でもええし」

といったことも書いてあった。

え?何それ?詐欺?

誰がそんな簡単にパスコード教えるかよ。

そこで、他に方法がないか、

空港にメールで問い合わせてみた。

たとえばロック画面がどんな写真か

正確に説明できたらOKにできないか?とか。

しかし、パスコードの一致をもって

本人確認とすると、規定で決まっているそうだ。

悩んだけど、結局パスコードを教えることに。

どうせもう通話は止めてあるし、

パスワードも全部変えたし、

これで悪用されたとしても

被害は最小で済むかなぁと思って。

本当は電話で教えたほうが良いのだろうが、

何せシンガポールの英語は汚すぎて

いや、独特で、聞き取りづらい。

(英語とはまた違う地域言語として、

 シングリッシュと呼ばれている。)

電話で意思疎通ができると思えなかったので、

メールでパスコードを教えることに。

実際、英語が苦手な人は断然メールが良い。

冷静に時間をかけてやりとりができる。

④携帯発見、確定!

さらに3日後、「君の携帯と確定した」とのメール。

しかし、やはり手放しで喜べない内容が。

「受け取りは、現地の知り合いに頼むか、

 宅配業者の集荷に空港まで来させて。

 そのとき、あんたの自筆の委任状と、

 パスポートのコピーと、

 なくした当日の搭乗券の半券と、

 遺失物保管番号を受取人に持たせてや。

 60日以内ね。

 それ越えたら処分するし、嫌やったら急ぎや」

 

現地に知り合い、いません。

現地の宅配業者にパスポートのコピーを渡す、

絶対嫌

いよいよ詰んだか・・・。

シンガポール航空神対応

せっかく見つかったので最後にもう一足掻き、

シンガポール航空の遺失物係に

本当にダメ元でメールしてみた。

搭乗した日時と便名、搭乗番号、

名前に住所に電話番号を明記した上で、

これまでの経緯を順を追って簡単に説明し、

「無理なお願いだとはわかってるんだけど、

 誰かクルーで受け取りに応じてくれる人、

 いませんか?」と。

すると!!!

「規定上お受け取りは出来かねますが、

 こちらから空港に掛け合ってみます。

 ちょっとお時間いただくかもしれないけど、

 たぶん解決できると思います。

 よろしければ、これまでの空港とのメールを

 転送していただけませんか?」だって。

あなたは神か?

もう、ソッコー転送しました。

 

そして2日後、返事が来た。

「お待たせして申し訳ありません、解決しました。

 関空までこちらで運ぶので、そこから先、

 申し訳ありませんがご自分で取りにきて頂くか

 着払いで送るかを選んでください」

神だった。

こっちの不注意でなくしたのに、

しかも飛行機全然関係ないのに

ここまで丁寧に対応してもらって、

たった2日で「待たせてごめんね」とか!

しかも関空までタダで運んでもらって、

こっちから取りに行くのも着払いも当然なのに

「その二択になっちゃってごめんね」とか!

 

着払いでお願いして、2日後、無事に到着。

お値段、690円。

はるばるシンガポールから京都まで帰ってきて、

たったの690円。

シンガポール航空、ありがとう。

まとめ

こんな経緯で、なくしてから約2週間、

無事にiPhoneが手元に戻ってきた。

 

たぶん、たくさんのラッキーが重なったのだろう。

街中でなく、出国直後の空港でなくしたこと。

ちょうど日本人の団体旅行客がたくさんいたこと。

シンガポール航空を使ったこと。

特に、シンガポール航空には本当に感謝している。

今度からあっち側に行くときは

絶対にシンガポール航空を使う!

 

たまたま今回は被害ゼロで済んだけど、

初めて携帯を失くしてみて、

あれがいかに個人情報の宝箱かを

改めて思い知ることとなった。

住所、電話番号、メール、写真に始まり、

通話記録や通販の記録から漏れるものは多いし、

下手したら莫大な額の負債を抱えることに

なっていたかもしれない。

さらには電話帳に登録している人たちにも

迷惑をかけることになるかもしれない。

 

考えただけでぞっとする。

だからこそ、冷静に対処することが大事だ。

そもそも、落とすな失くすなって話だけど。

私は大事なものを落としたのは初めてだったが、

これに懲りて買っちゃいました、

落とし物防止アラーム。

 

   

 今のところ落とし物はないので、

これが活躍したことはまだ一度もないけど・・・

安心を買ったと思えば安いものかな、

と思うことにしている。